携帯ブラックでスマホが持てない！パターン別の対処法を詳しく解説

2023年8月23日

携帯の回線契約ができない、または端末の分割購入ができない場合、まずはその原因を探る必要があります。
携帯が持てないという状況に陥る理由は色々ありますが、携帯料金の未納がある場合以外は携帯の回線契約自体はできる可能性があります。
また、携帯料金の未納がある場合も、放置せずに支払えばまた携帯の回線契約ができるようになる場合があります。
もし、自力で支払うのが難しいほど携帯料金の未納が溜まっている場合は、早急に債務整理で解決することを検討したほうがよいでしょう。

この記事でわかること

携帯が持てない場合、理由に応じて対処する必要がある

携帯が持てない理由はさまざまなので「なぜ持てなくなったのか」、その理由に応じて対処する必要があります。
携帯が持てなくなる原因は、主に以下のとおりです。

・携帯の料金が未払いになっている
・過去に携帯以外で支払い延滞や債務整理をしたことがある
・クレジットカードを使ったことがない
・短期での解約を繰り返している
・元手となるお金がない
自分がどの原因があてはまるか、確認しながらご覧ください。

携帯の料金が未払いになっている

携帯の料金を滞納した場合、利用停止になり最終的には強制解約されることがあります。
すると、いわゆる携帯ブラックと呼ばれる状態になり、信用情報に未納の履歴が掲載されてしまいます。
なお、この信用情報はauやドコモなど複数の携帯会社で共有できるため、1社でも未納があればほかの携帯会社でも新規申込ができなくなってしまいます。携帯ブラック状態になると、回線契約ができなくなるので注意が必要です。

過去に携帯以外で支払い延滞や債務整理をしたことがある

過去に債務整理をしたり、携帯料金以外で支払い延滞したことがある方もまた信用情報に事故情報が載ります。
これはいわゆる通常のブラックリストに掲載された状態です。
なお、一般的な借金の返済や公共料金の支払いはもちろん、奨学金などの返済も、延滞すればブラックリストに掲載されてしまうため注意が必要です。
うっかり払い忘れて督促郵便も見ておらず、気付かない間にブラックリストに入っているケースも少なくありません。
ブラックリストに掲載された場合、回線契約が出来たとしても信用取引にあたる端末の分割購入に関しては難しくなるので注意が必要です。

クレジットカードを使ったことがない

クレジットヒストリーが無い場合、「スーパーホワイト」と呼ばれ、携帯の分割購入を断られてしまう場合があります。
分割支払いは信用取引にあたるため、契約者の信用情報を参照する必要があります。
しかし、クレカの使用履歴がないと信用を判断できず、契約できない可能性があります。
この場合、回線契約はできても端末代の分割支払いのみできないケースがあります。

短期での解約を繰り返している

過去に半年未満で新規契約と解約を繰り返している場合「今回もまた短期で解約するのだろう」と判断され、回線契約を断られる場合もあります。
キャンペーンを目的として、頻繁に短期契約を繰り返している方は注意しましょう。
ただしこの基準は明確に開示されているわけではなく、何回乗り換えたら携帯ブラックになるのかは明らかではありません。

短期解約を繰り返して携帯が持てない人の対処法
乗り換えを繰り返していることで携帯が持てない場合は、今まで利用したことがない携帯会社に契約を申し込んでみましょう。
また、大手キャリアよりも格安スマホなどの方が契約しやすい傾向にあります。
ひとまず1社契約できるところを探したら、すぐに解約せず年単位で利用して実績を作ります。
その後はそのまま使い続けても、本当に申し込みたかったキャリアに乗り換えても良いでしょう。

元手となるお金がない

申し込みをする以前に、端末代金と使用料を支払うお金がなく、携帯を持てないケースもあります。
新品のスマホを購入する場合、最近の本体価格は10万円近くすることが一般的で、購入を躊躇する方も多いです。しかし、スマホを持たずに生活するのは非常に不便な世の中になっています。
では携帯を持つにはどうすれば良いのか、対処法を見ていきましょう。

携帯が持てないときの状況別対処法

携帯が持てない原因ごとの対処法は主に以下のとおりです。

携帯を持てない原因と対処法

携帯の料金に未払いがある

支払い延滞や債務整理をしたことがある
・端末を一括購入する
・プリペイド携帯を持つ
・携帯を持てない人のためのサービスを利用する
・SIMカードのみを契約する
・大手キャリア以外で契約する
・ブラックリスト解除まで待つ

クレジットカードを持っていない
・一度カードを作って信用情報を蓄積する
・支払い方法がクレカ以外を選択できるキャリアを探す

短期解約を繰り返して携帯が持てない
・契約しやすいキャリアを探し、年単位で使用する

スマホを購入するお金がない
・大手キャリア以外で契約する
・0円スマホを契約する
・オンラインショップを活用する
・キャンペーンを活用する

ではそれぞれの対処法について、具体的に見ていきましょう。

携帯の料金に未払いがある場合は放置せず支払う

未払いの料金は、払いさえすれば携帯ブラックが解除されることがあります。
すると回線契約ができるようになり、携帯を持てるでしょう。
携帯会社からの督促を無視して未払いの料金を放置すると、最終的に財産を差し押さえされる可能性もあります。
たとえ住所を変えたりしても携帯の未払料金は踏み倒せないので、いずれにしても早く払ってしまうべきです。

どうしても携帯料金が払えない場合は債務整理を検討

携帯料金がどうしても払えない場合、債務整理を検討しましょう。
債務整理すれば、携帯料金以外にも現在抱えている債務を無理のない額に減らしたり、返済期間を経済状況に合わせて延長することができます。
未払いの携帯料金は放置すると、遅延損害金の請求や差し押さえなどのリスクがあるため、放置せず何らかの対処をすることが必要です。
自分でどうすれば良いか分からない場合は、早急に弁護士や司法書士に相談するなどしましょう。

過去に支払い延滞や債務整理をしたことがある場合の対処法は6つ

ブラックリストに載ったことが原因で携帯を持てない場合、状況に応じて6つの対処法があります。

端末を一括購入する

手元にお金の余裕がある方は、一括払いで端末を購入してみましょう。
分割払いでなければ信用取引にはあたらないため、ブラックリストに載っていても契約できる可能性があるからです。
最新機種ではなく型落ちや中古品を探せば比較的安く端末を購入できるでしょう。
まとまったお金が必要になりますが、ブラックリストに載っていながら端末を購入する方法としては有効です。

プリペイド携帯を持つ

プリペイド携帯は料金が後払いにならないため、ブラックリストに載っている方でも契約できる可能性が高いです。
また基本料金がかからず、使った分だけ加算されるので無駄がないのもプリペイド携帯の特徴。
ただし、基本料金がない分通話料やデータ通信料については一般的なスマホより割高になるので注意が必要です。
大手3大キャリアの中では特にSoftBankがプリペイド携帯に力を入れています。

携帯を持てない人のためのサービスを利用する

ブラックリストが原因で携帯を持てない人のために、審査なし、クレカ不要で契約が出来る格安SIM会社があります。
「あなたのモバイル」も審査なし、クレカ不要でご契約が可能な格安SIMの1つです。
レンタルスマホやプリペイド携帯よりも月額の料金を安く抑えることが出来るので月々の支払いが心配な方でも安心です。

SIMカードのみを契約する

中古の端末を持ち込み、SIMカードだけ携帯会社で契約するという手もあります。
端末はインターネット通販などで手に入れられます。
ただし、SIMカードとの互換性がない場合やSIMロック解除が必要な場合もあるため注意が必要です。あらかじめSIMカードを契約する携帯会社の公式サイトなどで、対応可能な端末を調べておくと良いでしょう。
端末さえ用意しておけばSIMカードの契約は信用取引に該当せず、ブラックリストに載っていても契約できる可能性が少しありますが、多くの携帯会社ではSIMカードの契約にも審査があるので注意が必要です。

大手キャリア以外で契約する

大手キャリアは比較的信用情報の審査が厳しく、格安SIMや格安スマホの方が審査に通りやすい傾向があります。
大手キャリアで端末購入を断られてしまった方も、格安SIM会社なら契約できる可能性があります。
また、格安スマホなら基本料も抑えられるので経済的なのもメリットです。

ブラックリスト解除まで待つ

ブラックリストは5～10年で解除されるので、もう少しで解除されるならそれまで待つのも1つの手段です。
なお、債務整理をしたことによってブラックリストに掲載されている場合、掲載期間は債務整理の手続きごとに異なるので注意してください。
債務整理手続き別の掲載期間

ブラックリストが解除されるまではプリペイド携帯や携帯ブラックの人に向けたレンタル携帯を使い、解除されてから改めて大手キャリアへ契約を申し込むのも1つの方法です。
また、審査なしで契約できる携帯会社で契約する方法もあります。

クレジットカードを持っていない人の対処法

クレジットヒストリーがないことで契約できない場合は、一度クレジットカードを作りましょう。
もし、クレジットカードが作成できない場合は少額の分割払いを契約し、支払い実績を作ることで
クレジットカードも作成できるようになります。

スマホを購入するお金がない場合の対処法

スマホを購入するお金が無い場合、状況によっては家計そのものを見直す必要があります。
今回は節約やお金の捻出はひととおり実践した前提で、スマホをできるだけ安く契約する方法をご紹介します。

大手キャリア以外で契約する

大手キャリアに比べて、格安SIMや格安スマホの方が費用を抑えられるのでおすすめです。
大手キャリアの携帯代は多くの場合月5,000円近くかかるのに対し、格安SIMや格安スマホであればその半額以下の値段で利用できることもあり、非常にお得です。
さらに、格安スマホや格安SIMの携帯会社は色々なキャンペーンを行っているのでそれらを利用すれば、月額費用だけでなく初期費用も抑えて新規契約が可能な場合も多いです。
さらに大手キャリアよりも比較的信用情報調査の基準が低い傾向にあるので、申込時の審査にも通る可能性が高まります。

0円スマホを契約する

機種は限られますが、「0円スマホ」と呼ばれる自己負担金のかからないスマホもあります。
0円スマホは「一括0円」と称されることも多く、一括払いで購入することで自己負担金が実質0円になる仕組みです。
このほかにも、大手キャリアなどで「実質負担金0円」といった機種があります。
これは毎月割引サービスを適用することで、最終的に本体価格が相殺されるというもの。
ドコモなら「月々サポート」、auだと「毎月割」といったように割引サービス名が各社異なります。
どのキャリアのどの機種が0円になるのかは、それぞれの公式サイトでご確認ください。

オンラインショップを活用する

スマホ購入時の初期費用が高いことにお悩みの方は、オンラインショップの利用がおすすめです。
大手キャリアを含め、オンラインショップを使うと契約時の頭金が無料になる場合があります。

キャンペーンを活用する

携帯会社のお得なキャンペーンを活用すれば、出費を最低限に抑えられる場合もあります。
たとえば手数料が無料になるキャンペーンや、後からキャッシュバックやポイントが受け取れるキャンペーンなど、
実質の自己負担金を減らせるキャンペーンは各社で多く開催されています。
申し込みたい携帯会社のキャンペーンと条件を確認し、賢く活用しましょう。

まとめ

携帯を持てない場合、契約できない理由に応じて対処する必要があります。
ブラックリストに載っていても携帯を持つ方法はあるので、ぜひお試しください。
また、料金の未払いがある場合は早急に支払うか、債務整理するか検討しましょう。
早めに支払っておけば長期的にブラックリストに掲載されずに済む可能性があります。
放置すると差し押さえということにもなりかねないので、早めの対応が必要になります。

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